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目付
縁の市で秤と証文を管理し、揉め事を裁く道の司の役人。
ombéra senár faronáran ré dulíþa fáron es orénos.
読み:オンベーラ セナール ファロナーラン レー ドゥリーサ ファーロン エス オレーノス。
| ombér-a | senár | faronár-an | ré | dul-íþ-a | fáron | es | orén-os. |
| 名指しする-<(軽いものが)> | 目付<主格> | 運び人-<対格> | <〜と(節)> | 下る-<〜させる>-<(軽いものが)> | 荷<対格> | から | 縁-<属格> |
「目付は、縁から荷を落としたと運び人を名指しで咎める。」
人を名指しして咎める意味。ré の後ろの節で、何を咎めたかを言う。縁の市の目付が揉め事を裁く場面の言い方。
mé omberénde ausenár néman.
読み:メー オンベレンデ アウセナール ネーマン。
| mé | omber-énd-e | au-senár | ném-an. |
| <禁止・願いの打ち消し> | 名指しする-<〜しますように>-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-目付 | <私>-<対格> |
「目付殿、どうか私を名指しなさいませぬよう。」
上向きの話し方。相手を2人称で呼ばず、ausenár「目付殿」を3人称の主語にする。命令法ではなく願望法を使い、mé で否定して「〜なさいませぬよう」と願う。願望法では3人称単数・軽性の語尾が -e になる。
þelésa torár þelán senárei.
読み:セレーサ トラール セラーン セナーレイ。
| þel-és-a | torár | þel-án | senár-ei. |
| 名乗る-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 来訪者<主格> | 名前-<対格> | 目付-<与格> |
「来訪者は目付に名を名乗るべし。」
市や崖道の決まりを書いた札や碑の文体。当為法で、主語の torár を明示している。þél-「名乗る」は名乗る名を対格でとり、名乗る相手を与格で言う。
luuménde ausenár símbo só.
読み:ルーメンデ アウセナール シンボ ソー。
| luum-énd-e | au-senár | símbo | só. |
| ご覧になる-<〜しますように>-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-目付 | 印<対格> | この<重性> |
「目付殿に、この印をご覧いただきたく存じます。」
市で、手代などが目付にじかに頼むときの上向きの話し方。目の前の相手を2人称で呼ばず、ausenár「目付殿」を3人称の主語にして、願望法で言う。símbo「印」は重性なので、対格は主格と同じ形で、指示詞も só になる。
þundésa senár grúndo kéndoros orénos.
読み:スンデーサ セナール グルンド ケンドロス オレーノス。
| þund-és-a | senár | grúndo | kéndor-os | orén-os. |
| 裁く-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 目付<主格> | 掛け<対格> | 縁の市-<属格> | 縁-<属格> |
「目付は縁の市の掛け(の揉め事)を裁くべし。」
碑文の文体の当為法。碑文や法典では、役職を au- をつけずに一般の名として書く。senár は軽性なので、当為法の動詞も軽性の -a をとる。
klonhéla unlóur senár aldárei.
読み:クロンヘーラ ウンロール セナール アルダーレイ。
| klonhél-a | unlóur | senár | aldár-ei. |
| 跪座する-<(軽いものが)> | まだ | 目付<主格> | 座-<与格> |
「目付は御座の前で跪座したままいる。」
単に膝を落とす動作ではなく、膝を床につけた低い姿勢を保っている様子。unlóur「まだ」が動詞の直後におかれ、その姿勢が続いていることを示す。
findíþa senár virán faronárei.
読み:フィンディーサ セナール ヴィラーン ファロナーレイ。
| find-íþ-a | senár | vir-án | faronár-ei. |
| 聞く-<〜させる>-<(軽いものが)> | 目付<主格> | 言葉-<対格> | 運び人-<与格> |
「目付が運び人に言葉を伝える。」
市や役所の場面。伝達内容は virán のように対格に、受け手は faronárei のように与格に置く。findíþ- は単に何かを言うのではなく、言葉が聞き手に届くことを焦点とする。
unsléla senár rásan.
読み:ウンスレーラ セナール ラーサン。
| unslél-a | senár | rás-an. |
| 裏地を確かめる-<(軽いものが)> | 目付<主格> | 衣-<対格> |
「目付は衣の裏地を確かめる。」
公的な検め、帳簿や記録に立てられるような短文。主語の目付は人なので軽性、動詞は -a。目的語の衣は対格 rásan。
funeléra lisár ré elþaséna senár fáron.
読み:フネレーラ リサール レー エルサセーナ セナール ファーロン。
| funelér-a | lisár | ré | elþasén-a | senár | fáron. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書記<主格> | <〜と(節)> | 火に透かして見る-<(軽いものが)> | 目付<主格> | 荷<対格> |
「書記が、目付が荷を火に透かして見た、と書き留めた。」
funelér- の補文を ré で受ける書物・記録文体。主節では funeléra が lisár に一致し、ré 節では elþaséna が senár に一致する。時制は語形に表れず、記録としての過去は文脈で読む。
lúin lóima ilanár virán, elþaséna senár kumbór.
読み:ルーイン ロイマ イラナール ヴィラーン、エルサセーナ セナール クンボール。
| lúin | lóim-a | ilanár | vir-án, | elþasén-a | senár | kumbór. |
| とき | 唱える-<(軽いものが)> | 星読み<主格> | 言葉-<対格>, | 疵を確かめる-<(軽いものが)> | 目付<主格> | 青銅<対格> |
「星読みが詞を唱えるとき、目付は青銅を火に透かして疵を確かめる。」
lúin は時の節を導き、節内も VSO。lóima は他動詞なので目的語枠を空けず、virán「ことば/詞」で埋める。lóima は主語 ilanár に一致し、elþaséna は senár に一致する。kumbór は重性なので対格語尾がない。
marméira lisár sáindaran senárei
読み:マルメーラ リサール サインダラン セナーレイ
| marméir-a | lisár | sáindar-an | senár-ei |
| 手で差し出す-<(軽いものが)> | 書記<主格> | 証文-<対格> | 目付-<与格> |
「書記は目付に証文を差し出す。」
まだ目付が受け取っていない証文を手渡す動作。lisár は軽性子音語幹で、動詞は軽性の 3 人称単数になる。sáindar は軽性で対格 -an をとる。
見張り・番人
見張り台や崖道の口で見張る者一般。この意味では高め形にしない。
hóu, senár! tórau dáu faronárau.
読み:ホー、セナール!トーラウ ダウ ファロナーラウ。
| hóu, | senár! | tór-au | dáu | faronár-au. |
| おーい | 番人 | 来る-<双数> | 二 | 運び人-<双数> |
「おーい、番人!運び人が二人来るぞ。」
崖道の口でのくだけた呼びかけ。呼格は使わず、名詞をそのまま呼びかけに使う。dáu「二」の後ろの名詞は双数になり、動詞も双数で受ける。双数の動詞は人称と性を区別しない。
sénan senárai nébro orénos.
読み:セーナン セナーライ ネーブロ オレーノス。
| sén-an | senár-ai | nébro | orén-os. |
| 見る-<彼らが> | 番人-<〜たちが> | 霧<対格> | 縁-<属格> |
「番人たちは縁の霧を見張っている。」
縁の肩の番人を言う文。この意味では九段下りの者を指すので、au- をつけた高め形にはしない。番人は人なので複数で言ってよく、複数主格は -ai になる。nébro は重性で、対格は主格と同じ形。
見張る者・監督する者を表す語で、とくに道の司が縁の市に置く役人「市の目付」を指す。目付は秤と青銅の分銅を預かり、証文に印を押し、揉め事を度量衡の碑の前で裁く。目付は改まった都の言葉だけを話し、話しかける側も ausenár「目付殿」と高め形で呼ぶのが礼である。市で「秤に問え」と言えば、目付の裁きに任せようという意味になる。
aubandénde ausenár fáron.
読み:アウバンデンデ アウセナール ファーロン。
| au-band-énd-e | au-sen-ár | fáron |
| <お〜になる・御〜>-量る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人> | 荷<対格> |
「目付殿に、荷をお量りいただきたく存じます。」
前の例文と同じ用件を、都の手代が改まって言った形。au- と v- がくっついて aub- になる。ausenár は sén-「見る」+-ár「〜する人」に au- がついた語。名詞には補充形を使わない。
lísa lisár sáindaran senárei.
読み:リーサ リサール サインダラン セナーレイ。
| lís-a | lis-ár | sáindar-an | sen-ár-ei. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 証文-<対格> | 見る-<〜する人>-<与格> |
「書記が目付に証文を書く。」
基本の語順:動詞–主語–目的語–与格(受け手)。lisár は動詞 lís- に -ár「〜する人」がついた語、senár は sén- に -ár がついた語。
du pó fleiréla ausenár?
読み:ドゥ ポー フレイレーラ アウセナール?
| du | pó | fleir-él-a | au-sen-ár? |
| 下手 | 何<対格> | お出ましになる-<〜だろう>-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人> |
「目付殿は、下手のどちらへお出ましになるのでしょうか。」
上向きの問い。ké を使わず推量法で尋ね、相手は役職名+au- の3人称で言う。高原語には方向を決めない「どこへ」がないので、du pó「下手の何へ」と前置詞句ごと文頭に出す。東西なら or pó・vel pó と言う。
luuménde ausenár plánan sé.
読み:ルーメンデ アウセナール プラーナン セー。
| luum-énd-e | au-sen-ár | plán-an | sé. |
| ご覧になる-<〜しますように>-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人> | 帳簿-<対格> | この<軽性> |
「目付殿に、この帳簿をご覧いただきたく存じます。」
上向きの依頼。命令法の代わりに願望法の3人称を使い、目の前の相手を主語の「目付殿」として扱う。lúum- は「見る」の尊敬の補充形。下向きなら sén plánan sé!、縁の市なら sén plána, ende. と言う。
tóra senár él te lísim sáindaran élei.
読み:トーラ セナール エール テ リーシン サインダラン エーレイ。
| tór-a | sen-ár | él | te | lís-im | sáindar-an | él-ei. |
| 来る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> | <3人称単数・軽性> | <関係節> | 書く-<私が> | 証文-<対格> | <3人称単数・軽性>-<与格> |
「私が証文を書いてやる、あの目付が来る。」
与格にあたる部分は、関係節の中で代名詞 élei「その人に」で埋める(再述代名詞)。軽性の「あの」té は関係節の te の前に置けないので、代名詞 él を「あの・例の」の意味で置く。この él は名詞の格に一致する。tóra senár té, lísim sáindaran élei. と、強勢のある té の後ろで区切ると、「あの目付が来る。私はその人に証文を書く」という二つの文になる。書き言葉では te と té は同じ字だが、主節を二つ並べるときはかならず区切りの印を打つ。区切りがなければ関係節と読む。
selvéna ausenár ré mé duliþésa fáron es orénos.
読み:セルヴェーナ アウセナール レー メー ドゥリセーサ ファーロン エス オレーノス。
| selvén-a | au-sen-ár | ré | mé | dul-iþ-és-a | fáron | es | orén-os. |
| おっしゃる-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人> | <〜と(節)> | <禁止・願いの打ち消し> | 下る-<〜させる>-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 荷<対格> | から | 縁-<属格> |
「目付殿は、「縁から荷を落とさぬこと」とおっしゃる。」
ré は「〜と」の節を導き、その節は主節の後ろに置く。ré の後ろの節は、元の文の法を保つ。ここでは度量衡の碑の一句 mé duliþésa fáron es orénos を、当為法のまま引用している。目付が碑の前で揉め事を裁くときの言い方。
na tóra unlóur senár.
読み:ナ トーラ ウンロール セナール。
| na | tór-a | unlóur | sen-ár. |
| <〜ない> | 来る-<(軽いものが)> | まだ | 見る-<〜する人> |
「目付はまだ来ない。」
「まだ」unlóur は動詞の直後、主語の前に置く。否定の na は動詞の前。
lísa lisár sáindaran si lúuma ausenár.
読み:リーサ リサール サインダラン シ ルーマ アウセナール。
| lís-a | lis-ár | sáindar-an | si | lúum-a | au-sen-ár. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 証文-<対格> | と | ご覧になる-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人> |
「書記が証文を書き、目付殿がご覧になる。」
si で文と文を並べる。二つめの文は、同じ目的語を受けるので目的語の枠を空けてよい(1.2節)。
wéira ólmar senár.
読み:ウェーラ オルマル セナール。
| wéir-a | ólmar | sen-ár. |
| いる<〜し終えた>-<(軽いものが)> | 年長者<主格> | 見る-<〜する人> |
「年長の方は目付になった(今は目付である)。」
és- の完了 wéir- は「〜であるようになった」。なった結果の今の状態に重きがある。
léisin sáindaran, méirim élan senárei.
読み:レーシン サインダラン、メーリン エーラン セナーレイ。
| léis-in | sáindar-an, | méir-im | él-an | sen-ár-ei. |
| 書く<〜し終えた>-<〜して・〜く> | 証文-<対格> | 与える-<私が> | <3人称単数・軽性>-<対格> | 見る-<〜する人>-<与格> |
「証文を書き終えて、それを目付に渡す。」
完了の語根+-in で「〜し終えて」。主語は後ろの動詞と同じ(私)。 副動詞の句と主節は別の文として数えるので、主節の目的語は代名詞 élan で置く。
anórel, an kórvoi, léisin sáindaran, méira lisár élan senárei.
読み:アノーレル、アン コルヴォイ、レーシン サインダラン、メーラ リサール エーラン セナーレイ。
| anórel, | an | kórv-oi, | léis-in | sáindar-an, | méir-a | lis-ár | él-an | sen-ár-ei. |
| 昨日 | 上手 | 倉-<与格> | 書く<〜し終えた>-<〜して・〜く> | 証文-<対格> | 与える-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | <3人称単数・軽性>-<対格> | 見る-<〜する人>-<与格> |
「昨日、倉の北側で、証文を書き終えて、書記はそれを目付に渡した。」
場面の枠は「時 → 場所 → -in の句」の順。それぞれ読点で区切る。「それを」は軽性の証文を受けるので élan。
sénim plíndo lísen lisáres senáres só.
読み:セーニン プリンド リーセン リサーレス セナーレス ソー。
| sén-im | plíndo | lís-en | lis-ár-es | sen-ár-es | só. |
| 見る-<私が> | 荷札<対格> | 書く-<〜した・〜された> | 書く-<〜する人>-<属格> | 見る-<〜する人>-<属格> | この<重性> |
「私は、書記が書いた目付のこの荷札を見る。」
分詞のすぐ後ろの属格は動作主(書記が書いた)、その次の属格は持ち主(目付の)。
lisáran té, séna senár.
読み:リサーラン テー、セーナ セナール。
| lis-ár-an | té, | sén-a | sen-ár. |
| 書く-<〜する人>-<対格> | あの<軽性> | 見る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> |
「あの書記をこそ、目付が見る。」
前に出した名詞句が té で終わるときは、té の後ろに区切りを入れる。区切りがないと関係節(te)と読まれる。
sénim lisáran te séna senár.
読み:セーニン リサーラン テ セーナ セナール。
| sén-im | lis-ár-an | te | sén-a | sen-ár. |
| 見る-<私が> | 書く-<〜する人>-<対格> | <関係節> | 見る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> |
「私は、目付が見る書記を見る。」
残った名詞の格の形(senár は主格)で役割がわかるので、ó は要らない。
lísa sáindaran lisár te séna senár.
読み:リーサ サインダラン リサール テ セーナ セナール。
| lís-a | sáindar-an | lis-ár | te | sén-a | sen-ár. |
| 書く-<(軽いものが)> | 証文-<対格> | 書く-<〜する人・主格> | <関係節> | 見る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> |
「目付が見る書記が、証文を書く。」
都の言葉。関係節つきの主語は目的語の後ろへ回す。目的語は対格の形でわかる。
lísa lisár te séna senár, sáindaran.
読み:リーサ リサール テ セーナ セナール、サインダラン。
| lís-a | lis-ár | te | sén-a | sen-ár, | sáindar-an. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人・主格> | <関係節> | 見る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> | 証文-<対格> |
「目付が見る書記が、証文を書く。」
崖道の言葉。読点で関係節を閉じ、読点の後ろは主節の残りの枠(ここでは目的語)に戻る。
dulíþo ó gandér ílmo te séna senár.
読み:ドゥリーソ オー ガンデール イルモ テ セーナ セナール。
| dul-íþ-o | ó | gandér | ílmo | te | sén-a | sen-ár. |
| 下る-<〜させる>-<(重いものが)> | <3人称単数・重性・主格> | 硬木<対格> | 水<主格> | <関係節> | 見る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> |
「目付が見る水が、硬木を下ろす。」
都の言葉。関係節つきの主語を後ろへ回し、目的語が主格と対格が同じ形の語なので、空いた主語の枠に ó を残す。
sénim lisáran te séna senáran.
読み:セーニン リサーラン テ セーナ セナーラン。
| sén-im | lis-ár-an | te | sén-a | sen-ár-an. |
| 見る-<私が> | 書く-<〜する人>-<対格> | <関係節> | 見る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人>-<対格> |
「私は、目付を見る書記を見る。」
要の lisáran が対格なのは主節の目的語だから。関係節の中では、残った senáran が対格なので、要が主語だとわかる。
sénim plánan te léisa lisár te séna senár.
読み:セーニン プラーナン テ レーサ リサール テ セーナ セナール。
| sén-im | plán-an | te | léis-a | lis-ár | te | sén-a | sen-ár. |
| 見る-<私が> | 帳簿-<対格> | <関係節> | 書く<〜し終えた>-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人・主格> | <関係節> | 見る-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> |
「私は、目付が見る書記が書き終えた帳簿を見る。」
関係節の中の最後の名詞に、さらに関係節がつく。右へ右へと伸ばすのは自然な形。
軽性・子音語幹(②型)。対 senáran、属 senáres、与 senárei、複 senárai。高め形 ausenár。目上を指す高め形には数詞をつけない。
sén-「見る」+行為者の接尾辞 -ár。古くは *senára で、主格の語末母音は古い脱落で落ちた(綴り〈senara〉)。
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