小説
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分銅
重さの単位。青銅の分銅一つの重さ。
marwéino vandó só.
読み:マルウェーノ ヴァンドー ソー。
| marwéin-o | vandó | só. |
| 使い古される-<(重いものが)> | 分銅<主格> | この<重性> |
「この分銅は使い古されている。」
日常の市・帳場。青銅の分銅は重性o語幹。よく手に取られて、手の動きに添うようになってきた道具について言う。
éso sáko némei, salóur na éso vandó.
読み:エーソ サーコ ネーメイ、サロール ナ エーソ ヴァンドー。
| és-o | sáko | ném-ei, | salóur | na | és-o | vandó. |
| いる-<(重いものが)> | 塩<主格> | <私>-<与格> | ところが | <〜ない> | いる-<(重いものが)> | 分銅<主格> |
「塩はある。ところが、分銅がない。」
市や倉での計測・取引の場面。塩があるのに、重さを確かめる基準としての青銅の分銅がない。sáko, vandó は重性なので存在動詞 éso。salóur は後文の頭、na より前に置く。
青銅の重り
秤に載せる青銅の重り。
kráilim vandó só.
読み:クライリン ヴァンドー ソー。
| kráil-im | vandó | só. |
| 手に持つ-<私が> | 青銅の重り<対格> | この<重性> |
「この青銅の重りを手に持っている。」
日常の会話文。主語は動詞語尾 -im に含み、代名詞は省略する。重性o語幹の vandó は単数の目的語でも形が変わらない。指示詞 só が眼前の物体を示し、単位としての意味ではなく、物理的な青銅の重りであることを明確にする。
éso vandó krán.
読み:エーソ ヴァンドー クラーン。
| és-o | vandó | krán. |
| いる-<(重いものが)> | 青銅の重り<主格> | 硬い |
「青銅の重りは硬い。」
事物の性質を述べる記述文。主語 vandó が重性o語幹の単数なので、繋辞 éso は -o にとり、述語形容詞 krán は主語に一致して単数の形(語尾なし)で置く。物体としての青銅の重りについて述べる文である。
重さの基本の単位。倉の司が鋳させた青銅の分銅一つの重さ(約3キログラム)。十倍が fáron「担ぎ」(運び人一人の荷)、十分の一が vandíña「小分銅」。市の秤も、縁の碑の基準の分銅も、これを元にしている。
重性・o語幹。属 vandós、与 vandói、複 vandúl。
vánd-「量る」+ -ó「〜するもの(重)」(krás- → krasó と同じ作り)。重いものを量る青銅なので重性。
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