foumtául-

品詞
動詞(他動詞・複合語)
意味
温(を)取る
発音
[foumˈtaul]
読み
フオーマターウル
分野
基本動作

意味

  1. 温(を)取る・温かさを摂る

    温かい粥・汁物を口にして、その温かさを体に取り込む(すする)。

    sórel foumtáula endríña lúsan

    読み:ソーレル フォウンタウラ エンドリーニャ ルーサン

    sórelfoumtául-aendríñalús-an
    今日温取る-<(軽いものが)>子ども<主格>粥-<対格>

    「今日は、子どもが温かい粥をすする。」

    雨期の食卓など温かい粥の場面での日常の叙述。foumtául- は温かい粥・汁物のような流質食物を目的語にとり、固形の食物や冷たい水には使わない。直説法現在で主語 endríña は軽性なので語尾は -a。

    ké foumtáules tás lúsan?

    読み:ケー フォウンタウレス タース ルーサン?

    kéfoumtául-estáslús-an
    <〜か>温取る-<あなたが><あなた・主格>粥-<対格>

    「お前は温かい粥をすするのか。」

    日常会話での直接問い。縁の市の取引言葉では foumtául- は使われない。2人称単数の直説法 foumtáules を使っている。

  2. 粥・汁物をいただく(改まった表現)

    宮廷の礼法で、温かい流質食物の食事を指す婉曲表現。

    foumtáula torár þúumo sórel

    読み:フォウンタウラ トラール スーモ ソーレル

    foumtául-atorárþúumosórel
    いただく-<(軽いものが)>客<主格>汁<対格>今日

    「客は今日、汁物をいただく。」

    客をもてなす場面、あるいは礼法書・記録のような改まった叙述での用例。 foumtául- は温かい汁物を含む流質食物の食事を指す婉曲表現である。 foumtáula は三人称単数軽性で、主語 torár が人なので軽性語尾をとり、目的語 þúumo の性は影響しない。 þúumo は重性の o 語幹で、目的語(対格)でも主格と同形になる。

    foumtáulim lúsan sórel

    読み:フォウンタウリン ルーサン ソーレル

    foumtául-imlús-ansórel
    いただく-<私が>粥-<対格>今日

    「私は今日、粥をいただく。」

    雨期や霧期の食卓で、温かい粥を口にする際の改まった言い回し。 foumtául- は温かい流質食物を摂ることに限られ、冷たい水や固形食物には使わない。 foumtáulim は第一人称単数の直説法。 lúsa は軽性の語で、格語尾が付く際は語幹を lús とし、対格は lús-an になる。

解説

温かい粥や汁物を口にして、その温かさを体に取り込むこと。形容詞 fóum「暖かい」の語幹と動詞 tául-「取る」の複合動詞で、字義は「温(を)取る」であるが、実際に意味するのは「温かい流質食物をすする」ことで、固形の食物や冷たい水・茶には使わない。宮廷の礼法では、粥を食べることを直接「食べる」mán- と言わず、この語や謙譲の「いただく」dúmar- で表すのが習いである。雨期の食卓で温かい粥の場面では自然に出るが、乾風期の冷たい水や、冷めた汁には使えない。縁の市の取引言葉では使われず、市では単純に súl- か、むき出しの語幹で言われる。

文法

他動詞(複合語)。目的語は流質食物(lúsa、汁物)。完了語幹は第二要素の u→ou で foumtaoul-。

語源

fóum「暖かい」+ tául-「取る」の複合動詞。複合語の規則により、後ろの要素 tául- の強勢のみを残し、前の要素 fóum の強勢は落ちる(þéul+tául- → þeultául-「汲む」の同じ型)。

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