小説
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取る
ものを手に取る、拾い上げる。
ésa pélsa sé gléin, táula kelár pelsó éles.
読み:エーサ ペルサ セー グレーン、タウラ ケラール ペルソー エーレス。
| és-a | pélsa | sé | gléin, | tául-a | kel-ár | pelsó | él-es. |
| いる-<(軽いものが)> | 脂の木<主格> | この<軽性> | 清い | 取る-<(軽いものが)> | 伐る-<〜する人・主格> | 樹脂<対格> | <3人称単数・軽性>-<属格> |
「この脂の木は清い。樵はその樹脂を採る。」
立ち木から樹脂を採る話。立ち木なので、pélsa を受ける繋辞も代名詞も軽性の形になる(ésa、éles)。樹脂 pelsó は重性o語幹の名詞で、主格と対格が同じ形になる。主節を二つ並べるので、あいだに区切りの印を打つ。
táulim sáko es orenvandáres.
読み:タウリン サーコ エス オレンヴァンダーレス。
| tául-im | sáko | es | orenvandár-es. |
| 取る-<私が> | 塩<対格> | 〜から | 縁商人-<属格> |
「私は縁商人から塩を受け取る。」
es+属格は、方向を問わない「〜から」で、物の出どころや受け取る相手を表す。上手からは an、下手からも du ではなく、上下を問わないときは es を使う。sáko は干潟から借りた重性名詞なので、対格は主格と同じ形。
tául fréun só, ende.
読み:タウル フレウン ソー、エンデ。
| tául | fréun | só, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 額帯<対格> | この<重性> | どうぞ |
「この額帯を取ってくれ、頼む。」
縁の市や崖道で使う取引言葉の言い方で、むき出しの語幹に ende を添える。fréun は重性なので、指示詞は重性の só になる。重性名詞は対格の語尾がもともとないため、格語尾が落ちる取引言葉でも形は変わらない。
táula ráuvan gleinó es drálos faronáres.
読み:タウラ ラウヴァン グレイノー エス ドラーロス ファロナーレス。
| tául-a | ráuvan | gleinó | es | drál-os | faronár-es. |
| 取る-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 護符<対格> | から | 首-<属格> | 運び人-<属格> |
「森の巫が、運び人の首から護符を外す。」
まじないの場面の文。es+属格で「〜から」を表す。首 drál は体の部分なので重性で、属格は -os。gleinó は重性o語幹で、主格と対格が同じ形になる。
táulimor glünó es véinoros.
読み:タウリモル グリュノー エス ヴェーノロス。
| tául-imor | glünó | es | véinor-os. |
| 取る-<我々が> | 氷<対格> | から | 湖-<属格> |
「我々は湖から氷を切り出す。」
凍りの頃に、湖の氷を切り出して蓄えることを言う。es + 属格で、方向を問わない「〜から」を表す。glünó は重性なので、対格は主格と同じ形になる。
táulimor þéul es fóndaros.
読み:タウリモル セウル エス フォンダロス。
| tául-imor | þéul | es | fóndar-os. |
| 取る-<我々が> | 湧き水<対格> | から | 源-<属格> |
「我々は源から湧き水を汲む。」
村の日常の言い方。「水を汲む」は tául-「取る」で言う。þéul は重性の子音語幹で、対格にも語尾がつかない。湧き出る泉の水は、いちばん澄んだ水とされる。
mé tául rúndo! tául þéul.
読み:メー タウル ルンド!タウル セウル。
| mé | tául | rúndo! | tául | þéul. |
| <禁止・願いの打ち消し> | 取る<命令法><あなたが> | 走り水<対格> | 取る<命令法><あなたが> | 湧き水<対格> |
「走り水を汲むな。湧き水を汲め。」
目下の者への言いつけ。禁止は「mé+命令法」で言い、命令法の2人称単数は語幹そのままの形になる。谷を走る速い水は濁りやすく、泉から湧く水は清いとされるので、汲む水を言い分けている。rúndo はo語幹で、対格は主格と同じ形になる。
mé taulésa hérvanan.
読み:メー タウレーサ ヘルヴァナン。
| mé | taul-és-a | hérvan-an. |
| <禁止・願いの打ち消し> | 取る-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 大鹿-<対格> |
「大鹿を獲らぬこと。」
法典や王の森の触れ書きに見られる当為法の文。主語を言わないので一般の人が主語になり、軽性の -a をとる。当為法の -és- が強勢を奪うので、語根 tául- の ´ は消える。軽性の子音語幹の対格は -an になる。
tóra hervíña té, tául élan ré brolénde ráuvan gleinó.
読み:トーラ ヘルヴィーニャ テー、タウル エーラン レー ブロレンデ ラウヴァン グレイノー。
| tór-a | hervíña | té, | tául | él-an | ré | brol-énd-e | ráuvan | gleinó. |
| 来る-<(軽いものが)> | 麝香鹿<主格> | あの<軽性> | 取る<命令法><あなたが> | <3人称単数・軽性>-<対格> | <〜と(節)> | 作る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 護符<対格> |
「あの麝香鹿が来る。森の巫が護符を作れるよう、あれを獲れ。」
森の氏族の長が狩人に命じる、下向きの言い方。hervíña は軽性なので、指示詞は軽性の té になる。té には強勢を置き、読点で区切るので、関係節ではないとわかる。目的は「ré+願望法」で表す。この願望法は丁寧さではなく、「そうなってほしいこと」を表す。護符 gleinó は重性の o 語幹なので、対格も主格と同じ形になる。
táulim frélo es véinoros sórel.
読み:タウリン フレーロ エス ヴェーノロス ソーレル。
| tául-im | frélo | es | véinor-os | sórel |
| 取る-<私が> | 湖の魚<対格> | から | 湖-<属格> | 今日 |
「今日、湖で魚を獲った。」
湖畔の村の日常の言い方。時制はないので、「獲った」か「獲る」かは文脈で決まる。es+属格で「湖から」。時を表す sórel は文末に置く。高原で frélo と言えば、多くは冷たい湖にすむ鱒に似た魚を指す。
mé tául méldo, gruunéla zímbra.
読み:メー タウル メルド、グルーネーラ ジンブラ。
| mé | tául | méldo, | gruun-él-a | zímbra |
| <禁止・願いの打ち消し> | 取る<命令法><あなたが> | 蜜<対格> | 怒る-<〜だろう>-<(軽いものが)> | 蜜蜂<主格> |
「蜜を取るな、蜂が怒るぞ。」
子どもや仲間に向けたくだけた禁止。禁止は「mé+命令法」で言う。後半は推量法で「〜だろう」を表す。推量法の -él- に強勢が移るので、語根の長母音 uu の ´ は消える。
táulan faronárai drúmo ré noiréndan.
読み:タウラン ファロナーライ ドルーモ レー ノイレンダン。
| tául-an | faronár-ai | drúmo | ré | noir-énd-an. |
| 取る-<彼らが> | 運び人-<〜たちが> | 苔<対格> | <〜と(節)> | 眠る-<〜しますように>-<彼らが> |
「運び人たちは、眠るために苔を集める。」
崖道の野宿を語る文。苔は寝具や家のすき間の詰め物に使われる。drúmo は重性o語幹なので、対格は主格と同じ形になる。目的の「〜するために」は ré+願望法で表す。ここでの願望法は丁寧さではなく、「そうなってほしいこと」を表す。
tául fáron, ende.
読み:タウル ファーロン、エンデ。
| tául | fáron, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 荷 | どうぞ |
「荷を取ってくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。動詞は語幹をむき出しで使い(命令法2単と同じ形)、格語尾は落ち、ende を添える。市は段に乗らない場なので、この形でも無礼にはならない。
táula kelár sóumbo.
読み:タウラ ケラール ソーンボ。
| tául-a | kel-ár | sóumbo. |
| 取る-<(軽いものが)> | 伐る-<〜する人> | きのこ<対格> |
「樵がきのこを拾い上げる。」
雨期の森での採集を言う、ふつうの直説法の文。語順は動詞–主語–目的語。sóumbo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。主語の kelár「樵」は人なので軽性で、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。
tául fáron mór, ende.
読み:タウル ファーロン モール、エンデ。
| tául | fáron | mór, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 荷<対格> | 大きい | どうぞ |
「大きいほうの荷を取ってくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹で言い、ende を添える。fáron は重性なので、対格でも形は変わらない。形容詞にも語尾はつかない。
tául sáindaran trúuman sé!
読み:タウル サインダラン トルーマン セー!
| tául | sáindar-an | trúum-an | sé! |
| 取る<命令法><あなたが> | 証文-<対格> | 古びた-<軽性・対格> | この<軽性> |
「この古びた証文を取ってくれ!」
目下の者に言う命令法で、日常的な言い方。紙の証文 sáindar は軽性なので、形容詞も軽性・対格の -an で一致する。指示詞 sé は名詞句の最後に置き、格変化しない。
tául pélsan trúum!
読み:タウル ペルサン トルーン!
| tául | péls-an | trúum! |
| 取る<命令法><あなたが> | 脂の木-<対格> | 古びた |
「その古びた脂の木の板を取ってくれ!」
荷札にする板について言う文。pélsa は名詞の形としては軽性なので、対格 -an をとる。しかし伐られた材なので、形容詞は重性の一致になる。重性の対格には語尾がないので、trúum は語尾なしの形のまま。名詞と形容詞の語尾が食い違う典型的な例。
tául pélsan dréum, endríña.
読み:タウル ペルサン ドレウン、エンドリーニャ。
| tául | péls-an | dréum, | endríña. |
| 取る<命令法><あなたが> | 脂の木-<対格> | 黒い | 子ども |
「その黒い脂の木の板を取ってくれ、子どもよ。」
煤や脂で黒ずんだ板について言う日常の文。年長者が子どもに使う、下向きの命令法。伐られた材なので、形容詞は重性の一致になる。重性の対格には語尾がつかない。
tául sáko, ende.
読み:タウル サーコ、エンデ。
| tául | sáko, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 塩 | どうぞ |
「塩を取ってくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹 tául で言い、目的語には格語尾をつけない。ただし sáko は干潟から借りた重性名詞なので、もともと主格と対格は同じ形である。
táulan kelárai méldo.
読み:タウラン ケラーライ メルド。
| tául-an | kel-ár-ai | méldo. |
| 取る-<彼らが> | 伐る-<〜する人>-<〜たちが> | 蜜<対格> |
「樵たちは蜜をとる。」
森の暮らしを述べる文。méldo は重性o語幹で、対格は主格と同じ形。森の民は蜂の巣から蜜と蝋の両方をとる。
tául rása, ende.
読み:タウル ラーサ、エンデ。
| tául | rása, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 衣 | どうぞ |
「その衣を取ってくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。格の語尾が落ちるので、目的語でも rása の形のままになる。動詞は語幹をむき出しにした形で使い、最後に ende を添える。
táula kelár pelsó es pélses.
読み:タウラ ケラール ペルソー エス ペルセス。
| tául-a | kel-ár | pelsó | es | péls-es |
| 取る-<(軽いものが)> | 伐る-<〜する人・主格> | 樹脂<対格> | から | 脂の木-<属格> |
「樵が脂の木から樹脂をとる。」
pelsó は pélsa「脂の木」に、重いものを表す -ó がついてできた重性o語幹の名詞で、主格と対格が同じ形になる。樹脂をとるのは生えている木からなので、pélsa は軽性の属格 -es のままになる。
lúin táula ólmar rínelul, mánimor.
読み:ルーイン タウラ オルマル リーネルル、マーニモル。
| lúin | tául-a | ólmar | rínel-ul, | mán-imor |
| とき | 取る-<(軽いものが)> | 年長者<主格> | 箸-<〜たちを> | 食べる-<我々が> |
「年長の者が箸を取ってから、私たちは食べる。」
年長の者が先に箸をつけるという、食事の作法を述べた文。箸は伐った木などで作った道具なので重性で、複数対格は -ul になる。ひと組の箸は双数でも言えるが、ここでは複数で言っている。
táulo kórvo meiró.
読み:タウロ コルヴォ メイロー。
| tául-o | kórvo | meiró |
| 取る-<(重いものが)> | 倉の司<主格> | 税<対格> |
「倉の司が税を取り立てる。」
kórvo は、雑穀の税と倉、度量衡を受け持つ「倉の司」を略して言うことがある。役所であって人ではないので重性のまま一致させ、動詞は -o をとる。乾風期の前半に、干し上げた雑穀から税を取る。
táulimor frélo glünlúinei.
読み:タウリモル フレーロ グリュンルーイネイ。
| tául-imor | frélo | glünlúin-ei. |
| 取る-<我々が> | 魚<対格> | 凍りの頃-<与格> |
「凍りの頃には、我々は魚を取る。」
湖畔の村の日常の言い方。glünlúinei は前置詞なしの与格で、時(凍りの頃に)を表す。frélo「魚」は重性o語幹で、主格と対格が同じ形になる。ここでは単数で魚を総称している。
táulim vrélmo só
読み:タウリン ヴレルモ ソー
| tául-im | vrélmo | só |
| 取る-<私が> | 毛皮<対格> | この<重性> |
「この毛皮を取る。」
市や家のやりとりで、品を選ぶ場面。重性名詞 vrélmo は単数対格も主格と同じ形で、指示詞 só も格によって形を変えない。主語「私」は動詞の語尾 -im が表し、代名詞は省略される。
tául ruunó fáronos!
読み:タウル ルーノー ファーロノス!
| tául | ruunó | fáron-os |
| 取る<命令法><あなたが> | 後ろ<対格> | 荷-<属格> |
「「荷の後部を持て。」」
担ぎ荷の荷口と反対側の後端を指す用法。命令法では直接目的語の格標示がつかない。
tául houmkranó, ende.
読み:タウル ホウンクラノー、エンデ。
| tául | houmkranó, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 火ばさみ<対格> | どうぞ |
「火ばさみを取って、頼む。」
日常での依頼。命令法の2人称単数はむき出しの語幹で表す。依頼の小辞 ende を添えた定型で、重性o語幹の目的語 houmkranó は主格と同形。
táula faronár monplén.
読み:タウラ ファロナール モンプレーン。
| tául-a | faron-ár | monplén |
| 取る-<(軽いものが)> | 荷-<〜する人・主格> | 石瓦<対格> |
「運び人が石瓦を取る。」
日常の作業場面での用法。人物を主語にすると動詞は軽性の 3人称単数 -a を受ける。重性名詞の単数対格は主格と同形であるため、語順が主語と目的語の手がかりになる。
tául funelíñul, ende.
読み:タウル フネリーニュル、エンデ。
| tául | funelíñ-ul, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 小綱-<〜たちを> | どうぞ |
「小綱を取ってくれ。」
運び人・市の実務で、物を取って頼むときの軽い依頼。命令形に ende が加わって依頼になる。
táula endríña eelþoplén
読み:タウラ エンドリーニャ エールソプレーン
| tául-a | endríña | eelþoplén |
| 取る-<(軽いものが)> | 子<主格> | 灰盤<対格> |
「子どもは灰盤を取る。」
板そのものを対象にする文。重性では単数対格が主格と同形だが、VSOの語順と動詞 tául- の支配で目的語であることがわかる。受け渡しや用意の場面。
tául liratendó só!
読み:タウル リラテンドー ソー!
| tául | liratendó | só |
| 取る<命令法><あなたが> | 糸玉<対格> | この<重性> |
「この糸玉を取って!」
日常の家庭語の命令。命令法2人称単数は語幹のまま。重性o語幹の単数目的語は対格が無標識。指示詞 só は名詞句の末尾に置く。
tául rimbó só, ende.
読み:タウル リンボー ソー、エンデ。
| tául | rimbó | só, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | 枡<対格> | この<重性> | どうぞ |
「この枡を持って、どうぞ。」
木製の枡そのものを渡す日常の命令。指示詞 só が重性名詞句を閉じる。市で使う固まった依頼の小辞 ende が添えられる。
táula krambár krámbo.
読み:タウラ クランバール クランボ。
| tául-a | krambár | krámbo |
| 取る-<(軽いものが)> | 崖山羊狩り<主格> | 崖山羊<対格> |
「崖山羊狩りが崖山羊を取る。」
捕らえた獣を受け取る日常の動作文。主語は軽性の行為者名詞なので動詞は3人称単数軽性の-aで受ける。krámboは重性o語幹で、対格が主格と同形になる。
ké táules dulmón só?
読み:ケー タウレス ドゥルモーン ソー?
| ké | tául-es | dulmón | só? |
| <〜か> | 取る-<あなたが> | 下げ振り<対格> | この<重性> |
「この下げ振りを持って行くか?」
日常の道具の受け渡し。二人称主語は動詞語尾-esのみで現れる。重性o語幹の「下げ振り」は単数目的語でも主格と同形。指示詞sóは名詞句の末尾に置かれる。
táulim manó es krunþrénos só.
読み:タウリン マノー エス クルンスレーノス ソー。
| tául-im | manó | es | krunþrén-os | só. |
| 取る-<私が> | 椀<対格> | から | 棚-<属格> | この<重性> |
「私はこの棚から椀を取る。」
日常の家事の文。tául-「取る」は他動詞で、目的語 manó を取る。es は属格と組んで「〜から」を表す。krunþrén は重性子音語幹で、単数属格は krunþrénos。指示詞 só は名詞句の最後に置く。
táulin, sénim páilan píran.
読み:タウリン、セーニン パイラン ピーラン。
| tául-in, | sén-im | páil-an | pír-an |
| 取る-<〜して・〜く>, | 見る-<私が> | 間違い-<対格> | 小さい-<対格> |
「取っている途中で、小さなうっかりを見つける。」
物の受け取り・扱いの場面。副動詞 -in の動作と主節の動作は同一主語。受け渡しの中の不手際を、罪ではなく正しうる小さな誤りとして表す。
táulim soilkrélvo.
読み:タウリン ソイルクレルヴォ。
| tául-im | soilkrélvo. |
| 取る-<私が> | 髪留め<対格> |
「髪留めを取る。」
日常会話の一文。重性o語幹のsoilkrélvoは対格が主格と同形で、語形は変わらない。主語は人称接尾辞-imで示される。
klambíres ó dáu mónoun táses, táules ó.
読み:クランビーレス オー ダウ モーノウン ターセス、タウレス オー。
| klamb-ír-es | ó | dáu | món-oun | tás-es, | tául-es | ó |
| 挟む-<もし〜なら>-<あなたが> | <3人称単数・重性・対格> | 二 | 石-<双数・与格> | <あなた・所有>-<属格> | 取る-<あなたが> | <3人称単数・重性・対格> |
「自分の石二つでそれを挟めば、それを取れる。」
星盤の用語。盤の石は重性で、目的語は ó と受ける。押さえる自分の石二つは与格双数 món-oun、所有は名詞句末尾の tás-es。盤上の石は星と呼ばず、重性の名詞として扱う。
tául gálvul só, ende.
読み:タウル ガルヴル ソー、エンデ。
| tául | gálv-ul | só, | ende. |
| 取る<命令法><あなたが> | かけら-<〜たちを> | この<重性> | どうぞ |
「これらのかけらを取ってくれ、頼む。」
家の中で落ちた小片を片付ける場面のような命令文。gálvo の重性o語幹の複数形は gálv-ul。命令法2人称単数は語根のみの形を使い、動詞に目的語の数を標識する語尾はない。
bóndim klónou némes si táulim fáron.
読み:ボンディン クローノウ ネーメス シ タウリン ファーロン。
| bónd-im | klón-ou | ném-es | si | tául-im | fáron |
| 曲げる-<私が> | 膝-<双数・対格> | <私>-<属格> | と | 取る-<私が> | 荷<対格> |
「私は膝を曲げて、荷物を取る。」
日常の荷上げの場面。膝 klóno は体部語として重性で、二つの膝を指す双数 klónou を直接目的語に取る。所有は名詞の後ろに人称代名詞の属格 némes を置く。si で二つの述語を並列し、主語は動詞の人称語尾だけで示す。
táulim kúrmo es krunþrénos.
読み:タウリン クルモ エス クルンスレーノス。
| tául-im | kúrmo | es | krunþrén-os |
| 取る-<私が> | 壺<対格> | から | 物の置かれる段-<属格> |
「私は棚から壺を取る。」
日常の炉辺での用事。前置詞 es に重性名詞の属格 -os を伴って「〜から」を表す。krunþrén は台そのものよりも、物の置される段の高さの面を指す。動詞 tául- の目的語は kúrmo で、属格句は文の後ろに置かれている。
受け取る
相手から渡されたものを受け取る。出どころは es+属格で示す(táulim sáindaran es lisáres「書記から証文を受け取る」)。
dutáulim sáindaran es aulisáres.
読み:ドゥタウリン サインダラン エス アウリサーレス。
| du-tául-im | sáindar-an | es | au-lis-ár-es. |
| <〜させていただく>-受け取る-<私が> | 証文-<対格> | から | <お〜になる・御〜>-書く-<〜する人>-<属格> |
「書記の方から証文を頂戴いたします。」
目上の人から物を受け取るときの改まった言い方。自分の行いには謙譲の du- をつけ、出どころの書記には尊敬の au- をつけて、上下の関係を両方とも示している。受け取る相手は es+属格で表す。
ké táulses plíndo es orenvandáres?
読み:ケー タウルセス プリンド エス オレンヴァンダーレス?
| ké | táuls-es | plíndo | es | orenvandár-es? |
| <〜か> | 受け取る<〜し終えた>-<あなたが> | 札<対格> | から | 縁商人-<属格> |
「縁商人から札はもう受け取ったか。」
完了相の文。語根が二重母音なので、-s- を足して táuls- になる。ké で始めるはい・いいえの問いは、同じ段か目下の相手にだけ使う。答えるときは動詞を繰り返し、táulsim「受け取った」か na táulsim「受け取っていない」と言う。
ものを手に取ること、受け取ることを表す。出どころは es+属格で示す。帳簿の上では、上げ荷を受け取ることもこの語で書く。目上の人から何かを受け取るときは謙譲の dutául- を使い、両手を差し上げて頭を下げながら受け取るのが作法である。
完了語根は táuls-。尊敬は autául-、謙譲は dutául-。命令法2単は tául!
古高原語から受け継いだ語。
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高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。
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小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。